Those Who Come
ダークファンタジー
語られる中で、言葉は変わっていった。旅したのは、語りそのものだった。
Hulは北へ向かう――望んで従えたわけでもない小さな一団とともに、信頼することを学びつつある見えない存在とともに、そして自分の名において語られる、自分には制御できない声とともに。最初の信者であるMarettiは今や、解釈者、管理者、神聖なるものへ至るための仲介者となっていた。
創始者の知らないところで、ひとつの信仰が形をなしつつある。二十人の巡礼者が「証拠」を携えてたどり着くころには、問いはもはやHulが彼らの信じる存在であるかどうかではない。問いは、そんなことが果たして重要なのか、ということだ。
*Those Who Come*は、*Fallen*三部作の第二作である。故郷へ帰りたかったある存在が、世界に去ることを許されないと気づく。そしてすべてを見通せる唯一の人物は、それを止めるべきかどうか、決断できずにいる。
10話