Quietwriter: Short Fictions
連載中2 巻発行済み3 話1 回読了
Q
短編小説を、淡々と冷ややかに。語り手の顔は見せずに。

第1巻
The Gift2 話1 回読了無料
九人のための晩餐。やって来たのは八人、空いた椅子のことは誰も口にしない。ジュリアンが女主人の隣に座らされたのは、彼女が話しているあいだ眺めていて気持ちのいい相手だからだ。デザートの時間、主人が贈り物を求めると、ジュリアンはそれを差し出す——今夜、主人が自分に向けて口にするすべての言葉。到着する前にすでに書き留められていた言葉を。冷ややかに語られる連作。ひとつのテーブル、一度にひとつの文書。

第2巻
The Hammer1 話無料
夏の終わりの熱がまだ残るガレージ。黒い輪郭だけを残して壁にずらりと掛けられた工具。そして、遺されたものを分け合う二人の兄弟。上等な工具から、何の言い争いもなく片づいていく。やがて残ったのは、一本の金槌と、片方だけが覚えているひと夏の記憶。あの日、本当にそこにいたのは誰だったのか——短編小説。