Too late to cry, I won’t take you back泣くには遅すぎる、君を取り戻さない

超常現象

彼が与えたのは、7年間の痛み。従姉妹に与えたのは、ルナの冠。

7年間、レイヴン・ヴァレラは冷たい仕打ちも、人前での屈辱も、裏切りにも耐え続けた。運命の番だと信じた、オブシディアン・ムーンのアルファ、ジャクソンのために。あの日、二人のベッドで従姉妹のリサと一緒にいる彼を目にするまでは。

そして、レイヴンがルナとして戴冠するはずだった夜、彼が冠を授けたのはリサだった。

打ちのめされたレイヴンが向かったのは、彼女を愛し続けてきたただ一人の男――ミッドナイト・パックのアルファ、ゼイン・ダリオのもと。

彼の腕の中で、彼女は癒えていく。鍛え、輝きを取り戻す。銀の狼は、かつてないほど強く目覚めた。

けれどジャクソンは彼女を取り戻そうとする。愛しているからではない。ある予言が告げているのだ。ライカン・キングの王冠を戴けるのは、王家の血を引く「拒絶されたルナ」だけだと。

彼女が無力だったとき、彼は拒絶した。

今になって、王になるために彼女を求めている。

もう遅いわ、アルファ。彼女はもう泣かない。そして二度と、彼を受け入れはしない。

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