The Velari’s Lament.ヴェラリの哀歌

ファンタジー

Hypatia

著者

Hypatia

盗まれた歌。裏切られた信頼。闇に生まれた愛。

気丈な若き女性ルミナ・サロリエン(Lumina Thaloriên)は、最後のヴェラリ(Velari)の一人。息をのむほどの美しさと、病を癒やし、繁栄をもたらし……そして破滅さえ招く魔法の歌声を持つ、稀少な種族です。

幾つもの周期(Cycles)のあいだ、ヴェラリは人間にも狼にも狩られ続けてきました。その力を求めて、命を奪おうとする者も、檻に閉じ込めようとする者もいたのです。ルミナが信じられるのはただ一人。けれどその人物に、彼女は裏切られます。

親友の賭け事の借金を帳消しにするため、冷酷な貴族のアルファに売られたルミナ。そこで彼女は囚われの身となり、歌はもはや贈り物ではなく、自分に向けられた武器となってしまいます。

けれど、デューク・フェンリス・ドレッドムーア(Duke Fenris Dreadmoor)は、ただの捕らえ主ではありません。

彼は、彼女の運命の番(つがい)。

敵が迫り、彼女の声に宿る力をめぐる争いが燃え上がるなか、フェンリスは選ばなければなりません。ルミナを他人の檻に囚われた壊れた歌のままにしておくのか……それとも、彼女を永遠に解き放つ力となるのか。

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