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Borrowed Light.借りた光。

アーバンファンタジー· 完結

F

著者

Fyed

ファビアン・ヴァルクレストは、庭から生きて戻ってきた。アカデミーには決して知られてはならない泉と、いまや彼を名前で呼ぶ王女を連れて。女王はこの縁組を望んでいる。ファビアンが返せる答えはただひとつ、まずリーゼルに、と。自分の手でこしらえたものを携えて、きちんと自分の口から尋ねるつもりだ。けれど、王国の端からでも彼の鼓動の速さを感じ取ってしまう三人の姉妹がいては、言うほど簡単にはいかない。

そこへベッローニアからフェリクス・アクィランがやってくる。声が大きくて陽気で、歌はひどい音痴。そして、ファビアンの癒しの力を長持ちさせてくれる、初めての魔法使いだ。二人は力を合わせて、光を瓶に詰める術を学んでいく。けれど、旗印のない騎手たちが森の街道を進み、マリカはウサギの仮面をつけてグレイマークへと馬を駆る。しかも、瓶ひとつで持たせなければならないのは三十日間。

問うことについて、そして、愛する人のために私たちが背負うものについての一巻。

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